人生は矛盾だらけだ。
人生は矛盾だらけだ。
1人の方が好きだと言ったり、寂しいと言ったり。
死にたいと言うけれど、簡単には死ねない。
理想を追い、上を目指したいけれど、問題は山積みで目の前の膨大な仕事量にやる気もなくし、結局は何も起こらない。起こす気がも起きないでとりあえず生きている。
皆、希望を持ちながら
絶望と寄り添っている。
人は楽な方に流される。
今まで頑張っていたことがふとした事で決壊し邪念が流れ込み、絶望へと堕ちていく。
絶望の隣を歩かない事は容易い事ではない。
相当な精神力と覚悟が必要だ。
と、簡単に諦めている節もある。
膨大な作業に手をつける事を躊躇う。
どうせ続かない、どうせ終わらない、誰かがやるだろう。
こじつけでやらない事を正当化する。
なぜ人間はこんなに希望を持ちながら、
こんなに堕落する事が出来るんだろう。
僕にはその疑問が解けない。
こうなりたい!ああなりたい!とは思うのだろうが、理想と現実の差にうなだれてしまう。
きっと小中高と学校社会で生きてきた中で、何度も落胆し、何度も何とかなり、何度も次の事にチャレンジし、その繰り返しだった。しかし、その先導をしてくれる教師がいなくなった途端に舵をとれず楽な方に目を向けてしまう。
いわば、小中高は大学に受かるためにの長い航海だった。しかし、それを理解せずに目の前の事に向かっている。
悲しいことに訳もわからず目の前にの事に向かっていたあの頃はがむしゃらに慣れていたのかもしれない。とりあえずやるしかなかったのだろう。
先を見据えすぎた時、その埋まらない差に絶望し、
小さな目標から少しずつ埋めていく事をすぐに忘れてしまう。
日本社会はおそらくそうなりやすい。秀でた才に恵まれることはないが、そこそこの事は何でも出来る。理想を見ることは容易いのにあまりに遠い道のりがすぐにわかってしまう。僕たちはあの頃の幼心(おさなごころ)を取り戻さなければならないのかもしれない。