僕の考え方はとある事をきっかけにガラリと変わった。
僕は現在26歳だ。
普通に小中高、四年制大学を卒業しなんとなくそれなりに生きてきた。よくありがちな人生だった。
よくありがちな人生も大学までが敷かれたレールだ。
社会に出るという事はレールの上を走る列車に乗るのでは無く、自分でレールを作った上で走るという事だ。
今までは電車賃を払ってさえいれば適当などこかへ着いたのだ。
このことに気づくのに随分時間がかかった。
そして、社会人になり大手の飲食店に就職した。随分と未払いの残業代などもあった。今思えば裁判沙汰にでもして請求すればよかったと思う。当時の僕はそこまで頭が回らなかった。
上司からはヒソヒソ声で注意をされ続け、殺すか、自殺したくなった。だから辞めた。
(勤務期間:1年半)
転職だ。
僕の人生はこれまで敷かれたレールの上を走る事しかしてなかったから、こんな大それた事をするとは思ってもみなかった。人によっちゃ転職が人生の転機なんて甘いと思うかも知れないが、僕はそれほどまでに特別な行為だと考えていた。「転職なんてするわけない!」、「大学卒業後に就職した会社で一生を終えるものだ」と思っていた。それが普通の考えなんだと。
しかし人生なんとでもなるように、転職先を紹介してくれる会社に通い、3ヶ月で次の就職先が決まった。
工事現場で電気を取り扱う現場職だ。
配線を通したり、照明器具の取り付けなどを行う。
現場職には朝礼がある、つまり朝早く夜が遅い。
車移動なものだから、帰りの運転は新人の僕だった。帰りの運転が眠たすぎて居眠り運転を何回したかわからない、やめるまで半年もの間、高速道路、下道で居眠り運転をしていた。
俺なんか昔…とよく社長に苦労話をされたものだ。全然労働環境は悪くないと思っているのだろうが、居眠り運転している僕であるからそんな事は無関係に向いてなかったのかも知れない。仕事自体は器用さが役立ったし、半年で資格も取った。
しかし、今回も前回と事情は違うが命の危険を感じていたから辞める事にした。
(勤務期間:半年)
僕は何事もすぐ辞めるような性格ではなかったから驚いたと同時に良い意味で可笑しくて笑けてしまったのだ。
仕事が向いてないのかと考えた。
色々考えた。
そこで前回とは違う会社の転職エージェントの方と出会い、転職先をサポートしてくれることになりIT業界に努めることになる。
今現在一番続いている仕事だ。
2回も転職すれば転職が人生の転機になるような特別な出来事ではなくなる。そういう職場に行けばだいたいの人が転職して今ここに居るという人たちばかりだ。入社1社目はみんなが入社したてで、経営陣には尊敬するような古参が多い。それ故に特別な事だと錯覚する。
僕は2回の転職でガラリと変わった。
今になってようやくわかったのだ。
自分でレールを作り走る事の面白さを。
迷いと決断を多く繰り返したが、
今後仕事で迷う事はないだろう。
僕は嫌になったら辞めるだけだ。
辞めてもすぐに次が見つかるように、今は勉強している。
自分で稼げるようになる為の勉強や資格の勉強をしている。
しかし1つだけ言わせてもらうと、資格の勉強は一概に良いとは言えない。資格業界には闇がある。あの業界は資格という名前にかこつけて稼いでいる割に現場で使えない知識ばかりを問うてくる。資格を取ったなら使えるようになるべきだ。そこは頭に入れておいてほしい。
僕は資格をレベルアップの視覚化ツールとして捉えている。例えばゲームはレベルが上がるのがわかるから楽しいのだ。ゲームには僕らが楽しいと感じる要素がたくさん詰め込まれている。僕は人生をゲーム化すべく資格を取り入れているつもりだ。
僕はこの26年間、自分の意思で生きたのはたったの4年間だ。その他はずっと電車賃を払って揺られていたにすぎない。
キミは自分で生きたのが何年か考えたことがあるかい?
この機会に考えてみると良いかもしれない。
しかし、いままで生きた時間は全て実験だったにすぎない。何も無駄な事はないのだ。
かの有名なエジソンは言った。「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」と。
自分で生きている人生だ。
迷いは無い。
決断に躊躇いも無い。
迷いがあるとすれば試行錯誤だ。未来予測だ。
決断はその中から優位なものを選ぶだけだ。何も悩む必要はない。
そうやって生きていきましょう。
よろしくどうぞ。
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